インライン要素をブロックレベル要素で囲ってはいけないというHTMLの文法規約があります。
そのため、divで作ったグローバルメニューなどをaタグで囲むことができません。
※実際は動作する場合もありますが、「特定のブラウザで動作しない」「ブラウザのバージョンアップで動作しなくなった」などの不具合が予想されます。
次のようなHTMLはNGとなります。
divはブロックレベル要素であるため、インライン要素であるaタグで囲ってはいけません。
どうしてもブロックレベル要素をリンクの様に扱いたい場合は、少し複雑なCSSを記述する必要があります。
親要素のpositionを設定して、aタグの横幅を100%にして・・・とかなり面倒です。
今回はCSSでは無く、jQueryを利用してブロックレベル要素をリンクにしたいと思います。
結論から言えば、aタグを利用せずに画面の遷移をjQueryで行います。
ブロックレベル要素がクリックされたら、指定したURLへ移動するという処理をjQueryで作成するイメージです。
HTML(ブロックレベル要素をリンクにしたい(aタグで囲まない))
リンクにしたいブロックレベル要素に「menu-item」というクラスを追加します。
次に「data-url」という属性と値を付加します。
値には画面遷移したURLを記述します。
jQuery側では上記の2つを使って「menu-item」がクリックされたら「data-url」の値のURLに画面遷移する、という処理を作ります。
スクリプト(ブロックレベル要素をリンクにしたい(aタグで囲まない))
[ 2行目 ]
「menu-item」がクリックされた時のイベントとして記載。
[ 3行目 ]
クリックされた「menu-item」の「data-url」に入っている値の画面に遷移する。
以上、ブロックレベル要素をリンクにする方法は、いくつかあると思いますが、今回のjQueryを使う方法が一番簡単かつ確実だと思います。
良ければ試してみてくださいね。